山北町向原で9月6日に足跡が確認されたのを初め、松田町寄等の人里に近い山林でツキノワグマと見られるクマの目撃情報や足跡等の発見情報が相次いでいる。
1市5町の関係者やJA、学識経験者らで構成される「足柄上地域鳥獣対策協議会」ではこのほど緊急に、人的物的被害を未然に防ごうと協議会を開き、緊急連絡網の整備や各市町や県、関係機関によるパトロールの強化、情報周知等を確認した。続いて目撃情報が寄せられている各町等の関係機関がメンバーとなる「クマ対策検討部会」の設置を決めた。また9月28日には、松田町でクマに会わないように寄小中学校の児童生徒全員にクマよけ鈴を配布した。
緊急連絡網は必要だ。しかしながら「もしも」の時に備える緊急連絡網よりも、本当に「もしも」の場合にどのような行動を取るべきかについて、事前に連絡網で情報を共有して欲しい。