学校情報メールサービス あす10日から運用
岡崎市教委は、市内の全小中学校を対象に、携帯電話を利用した「学校情報メールサービス」を開設し、10日から試験運用を始める。
中略
メールサービスへの受信登録は、学校を通じて行うため、ほかの一般市民は登録出来ず、児童生徒や父母らは学年、学級単位の情報・連絡を、携帯電話で受けられる。同市教委では「山間部で携帯電話が届かない地域や、携帯を利用していない保護者らを除いても、2万人以上が受信登録することになりそうだ」という。
また、同市が学校情報メールと同時に開始する防犯情報メールサービスは、不審者情報などの防犯情報を、19中学校区別に配信する予定で、一般の市民でも受信できる。これまで同市から市民に提供していたメールは、約2500人が受信登録していたが、今回のサービスで、一挙に数万人単位の市民に情報が送られることになる。
数万人の利用者を見込む自信が伺える記事ではあるが、連絡網は運用が最も難しい。情報を受信するユーザーが必要と感じる情報を適切な頻度で送る必要がある。不審者などの防犯情報を主体とする連絡網は、事例の紹介が主となるため地域ニュース速報となってしまうケースが多い。防犯とは犯罪を防ぐことに意味がある。本来の目的を忘れないようにしたい。
又、記事に書かれている「山間部で携帯電話が届かない地域や、携帯を利用していない保護者ら」にはどのように連絡を届けるのだろうか?特に学校から保護者への不可欠な情報であれば、情報格差が起きないよう十分考慮して欲しい。