青色灯パト実践 ご近所の“母”力
能美市粟生小学校で十月上旬から同校見守り隊の保護者の女性が青色回転灯を自家用車に装着し、子どもたちを守ろうとパトロールを始めた。隊員数は活動を本格化させた昨年四月と比べて二倍超の約九十人に増えており、地域防犯の輪が広がりを見せている。
中略
同校の見守り隊は「地域密着」を掲げる。昨年四月以降、校下の町内会や各種団体がジャンパー、ポロシャツなど各種グッズを提供するなど活動への賛同者も増えた。隊員は大所帯になったが、メールや電話での連絡網を確立。十月中旬のクマ情報時には、隊員が児童の集団登下校に同行した。
地域を見直すべき時代が来ている。郊外型大型店舗などが増え街(町)が空洞化していく中で、もう一度地域とは何かを考える必要があるだろう。確かに大型店舗は利便性や価格の面で魅力的ではあるが、その反面何を失っているのかをよく考え行動すべきだ。