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送信すべき情報の判断

エスカレーター事故、発生時に職員派遣せず/川崎

JR川崎駅の東西自由通路のエスカレーターで十二日夜、女性会社員(27)の左足親指がステップに挟まれて大けがを負った事故で、現場を管轄する市川崎区役所建設センターが事故発生当初、現場に職員を派遣せず、エスカレーターを所有、管理する市建設局への連絡が翌朝になるなど、市の管理体制の在り方が問われそうだ。

(中略)

庁内の事故報告処理連絡網はあるが、事故規模やけがの程度などに関する規定はないという。同局は「判断が甘かった」と釈明。「事故の一報連絡を徹底させたい」としている。

情報の配信を行うべきか行わざるべきかの判断は、連絡網の管理者にとって非常に難しい問題だ。 記事では、規模や状況などによる情報配信の規定がなかったため、連絡網の送信が遅れたということだ。

連絡網はネットワークを最大限に生かすための仕組みであるため、非常に大きな影響を持つことになる。 数万単位の連絡網であっても普通に構築され運用されているほどだ。 そして必要とされない情報や間違った情報が流れた場合のリスクを考えると、情報は益々流しにくくなる。

逆に今の情報化社会では官公庁であれ企業であれ、正確な情報の早期公開が求められる。 送信すべき情報であるか否かを判断する難しさが連絡網にはある。

迅速な判断による正確な情報を送信するにはどのような判断が必要だろうか? 連絡網管理者であれば日々考えておきたい問題だ。

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